2021年 2月 23日TRAVELING FOR ART
ABSTRUCTION
有楽町にあるCADANにてMISAKO&ROSENギャラリーによりキューレーションされた作家によるグループ展「ブストラクション!」が開催されていました。
ある種のイデオロギーにとらわれて制作する事ではなく、制作した作家の実験の記録として存在するのが現代絵画であるという位置付けで抽象表現を見る試みがテーマのグループ展でした。
現代絵画における絵画と物語の関係の重要性やアーティストごと、鑑賞者ごとに変わる絵画の意味について「アブストラクション!」展は考察します。
展示作家はファーガス・フィーリー、加賀美健、南川史門、マーガレット・リー、パウロ・モンティー、八重樫ゆいなど総勢10名の作家でした。
展覧会のタイトルも手がけたアーティスト加賀美健のビデオ作品です。
色を塗った上から白で塗り重ねることで奥行きが感じられる画面に大胆に黒い線が描かれたマーガレット・リーの作品。
淡い色合いの画面に走る線とその中で微妙に変えられた配色が印象的な八重樫ゆいの絵画作品です。
木の板に直に貼られたキャンバスに描かれているのは抽象的な風景画でしょうか、竹崎和征の作品です。
緑色の粗く塗られた上に白い点は花なのでしょうか、幻想的な雰囲気の絵画はトレバー・シミズの作品です。
ピンク色の上にベージュのような色で描かれた作品は油絵具とアクリル絵の具で描かれたファーガス・フィーリーの作品です。