AYASHII

北の丸公園にある東京国立近代美術館にて「あやしい絵」展が5月16日まで開催されています。

「絵に潜む真実、のぞく勇気はありますか?」と題されたこの展覧会では明治時代に現れたちょっと不気味だったりあやしい日本の美術を紹介しています。

明治期はあらゆる分野で西洋からの影響を受けた時代で美術も西洋から刺激を受けて新たな時代へと変化していきました。

その中で生み出された作品の中には退廃的だったり妖艶、グロテスク、エロティックといった「単なる美しいもの」ではない表現が多くありました。

美術の世界で賛否両論を巻きこしたこの動きは明治時代という激動する時代を生きる人々の欲望や不安などを映し出した変化でありそれらは文学なども通して広く大衆に広まったのです。

この時代の検証的な展覧会では幕末から明治に作られた絵画、版画、雑誌や挿絵えなどでこの独特の表現を紹介しています。

MOMAT