BOSCO SODI

上野にあるギャラリーSCAI THE BATHHOUSEにてメキシコ人アーティスト、ボスコ・ソディの展覧会が開催されました。

ボスコ・ソディは木材、岩、土といった自然素材を用いた大規模なインスタレーションや絵画作品で国際的な評価の高いアーティストです。

現在はニューヨークを中心に、Casa Wabiと名付けた母国メキシコの滞在型施設のほか、世界各国に構えた数々の制作拠点で活動しています。

展覧会が開催される土地の風土と気候を作品に反映させるというサイトスペシフィックな制作手法も特徴的です。

昨年ベニスビエンナーレと同時期に開催された個展(「What goes around comes aroundPalazzo Vendramin Grimani、ベニス、イタリア、2022年)では、観客との対話を促す粘土のインスタレーション、またルネサンス期のイタリアを席捲した洋紅(Carmine)のルーツに着眼した新作群で話題を呼びました。

SCAI THE BATHHOUSEでは5年ぶりとなるこの個展「GALAXY」においては、新作群の発表とともに、近年のソディの取り組みを包括し、次なる展望を見通すような統括的な展示が構想されました。

SCAI THE BATHHOUSE