CLAUDE MONET

上野の森美術館にて印象派を代表する画家、クロード・モネの展覧会「モネ 連作の情景」が開催されました。

国内外の40館以上の美術館から集められたクロード・モネの作品を通して、革新的表現「連作」生み出した制作の過程に迫る展覧会です。

印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネは、自然の光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、柔らかい色使いとあたたかい光の表現を得意とし、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残しました。

同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをカンヴァスに写し取った「連作」は、クロード・モネの画業から切り離して語ることはできません。
1874年に第1回印象派展が開催されてから150年の節目を迎えることを記念し、東京と大阪を会場に国内外のモネの代表作60点以上が厳選され、一堂に会すこの展覧会では、モネの代名詞として日本でも広く親しまれている〈積みわら〉〈睡蓮〉などをの「連作」に焦点を当てながら、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯を辿ります。

また、サロンを離れ、印象派の旗手として活動を始めるきっかけとなった、日本初公開となる人物画の大作「昼食」を中心に、「印象派以前」の作品も紹介され、モネの革新的な表現手法の一つである「連作」に至る過程を追い求めました。

MONET 2023