2023年 2月 26日TRAVELING FOR ART
CROSSING
六本木にある森美術館にて企画展「六本木クロッシング」が開催されています。
「六本木クロッシング」は、2004年以来、森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として、共同キュレーション形式で開催してきたシリーズ展です。
第7回目となる今回は、1940年代~1990年代生まれの日本のアーティスト22組の作品約120点を紹介されています。
すでに国際的な活躍が目覚ましいアーティストたちから今後の活躍が期待される新進気鋭の若手まで、創造活動の交差点(クロッシング)となる展覧会です。
サブタイトルの「往来オーライ!」には、歴史上、異文化との交流や人の往来が繰り返され、複雑な過去を経て、現在の日本には多様な人・文化が共存しているという事実を再認識しつつ、コロナ禍で途絶えてしまった人々の往来を再び取り戻したい、という思いが込められています。
このような文脈において、日本の現代美術やクリエーションとは何かをあらためて広い視野から検証し、先の見えない明日を鑑賞者と共に考えるような展覧会となっています。