2026年 10月 03日TRAVELING FOR ART
ED ATKINS
ソウルにあるグラッドストンギャラリーにて、世界的に高い評価を得ているイギリス人アーティスト、エド・アトキンズによる展覧会「1 day in space」が開催されています。
これまで、テクノロジーによる代理物(サロゲート)を、私たちが時間、喪失、そして永続的なものと儚いものとの間の緊張感に向き合うための緩和ツールとして位置づける、多角的な実践で知られてきたエド・アトキンズですが、今作ではアナログな手法へと舵を切っています。
これは、エド・アトキンズの全作品を通じて長年巡ってきた問いを、反復すると同時に再構築するものです。
主要な新作映像作品とともに、一連の拡張された写真作品、彫刻、フロッタージュ(こすり出し技法)を展示する「1 day in space」は、家族の視覚的な寓意(アレゴリー)を提示するだけでなく、「現実」を掘り起こし、再構成することの真意を熟考する一連の問いを投げかけます。
家庭生活のイメージが、時間の経過によって引き起こされる哀愁を帯びた平凡さをいかに暗黙のうちに捉えようとしているかを検証しながら、エド・アトキンズはバーチャル(仮想空間)の中心にある疎外感から目を背け、その代わりにカメラの持つセンチメンタルな論理と格闘しています。





