2026年 10月 02日TRAVELING FOR ART
FRIDERICH KUNATH
ソウルにあるペース・ギャラリーにてフリードリッヒ・クナスによる新作の絵画とドローイングの個展『The Nearest Faraway Place』が開催されています。
展示される作品全体を通して、フリードリッヒ・クナスは「距離」と「(再)配置」というテーマを探求しており、そこでは自分が今いる場所と、自分が運命づけられている場所との間に生じる「憧れや切望(longing)」が浮かび上がってきます。
道は角を曲がり、丘を越え、地平線の彼方へと消えていき、シルエットとなった登場人物たちは見つめる夕日に照らされ、観客を自らの内面へと誘います。
私たちが世界を見つめるとき、世界もまた私たちを見返し、私たちの弱さや不確実性を明らかにします。
ロサンゼルスとヨーロッパを拠点にするこのドイツ生まれのフリードリッヒ・クナスは、大陸間で時間を分かち合い、時間と場所の狭間の空間に暮らしています。
最新作において、自分自身と外の世界を隔てる距離について考察しており、それぞれの絵画が「憧れ」や「哀愁(メランコリー)」の感情を内包しています。





