2026年 8月 21日TRAVELING FOR ART
GIVE MY REGARDS TO WOODCARVERS
神宮前にあるギャラリー、EUKARYOTEにて、佐藤蓮太、高橋直宏、葭村太一によるグループ展、「Give My Regards to Woodcarvers」が開催されました。
三者はいずれも木彫を主な表現手法としながら、その向き合い方は異なります。
佐藤蓮太は、木を想像上の生命や神話的世界を形づくるための素材として捉えています。
空想の芽を、遥かな未来や未知の生命へと発展させるなかで、木はイメージに身体を与える媒体となります。
一方の高橋直宏は、彫刻という歴史や文脈のなかに自身を位置づけながら、木という素材に対する実験的な往還を通して制作を進めます。
切断や接続を可能にする木は、その取り回しやすさだけでなく、木目や割れといった制御しきれない自然の性質にも応答しながら、身体や彫刻そのもののあり方を問い直しています。
葭村太一は、木彫をデジタルイメージと現実とを接続するためのメディアとして扱います。
木がもつ物質として時間が刻まれたデータを通して、仮想空間に残された質感をもたないイメージを、記憶や場所性を伴う存在へと置き換え、記録と記憶、イメージと物質との関係を探っています。
この展覧会では、共通の技法でありながら、それぞれ異なる視点によって木彫に向き合う三者三様の彫刻作品が展示されました。







