GYRE GALLERY

10月17日まで原宿にあるGYRE GALLERYにて「村田沙耶香のユートピア_〝正常〟の構造と暴力」展が開催されています。

小説『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香のユートピアという世界観を、村田沙耶香と現代美術家のデヴィッド・シュリグリー、金氏徹平との相互の作品を通じた対話によって浮かび上がらせていくという趣向の展覧会となっています。

村田沙耶香の3作品『消滅世界』、『コンビニ人間』、『生命式』を題材にイギリスの現代美術家デヴィッド・シュリグリーと日本の現代美術家の金氏徹平がこの展覧会のために制作した新作で構成されています。

さらに、会場内の一室では現代音楽家の池田謙が小説『コンビニ人間』から得たインスピレーションを基に書き下ろした音楽作品”convenient”も公開され「コンビニエンスストアは、音で満ちている」(『コンビニ人間』)という一節と重ね合わさります。

GYRE GALLERY