HENRY MATISSE

上野にある東京都美術館にて、「マティス展　HENRI MATISSE The Path to Color」が開催されます。

フランスが誇る巨匠、アンリ・マティスはパブロ・ピカソと並び今でも大変人気のある作家です。

大胆な色彩と荒々しい画面構成が特徴のアンリ・マティスですが、若い頃には野獣派と呼ばれたフォーヴィズムのリーダー的存在でした。

フォーヴィズムの活動が短期間で終焉した後もさらに制作の幅を広げて20世紀を代表する芸術家として活動を続けました。

自然を愛し、風景や人物の肖像なども多く手がけたアンリ・マティスですが、その卓越した色彩への才能は、彼を「色彩の魔術師」と呼ばせました。

絵画はもちろん、ドローイング、版画、彫刻なども手がけましたが晩年、動けなくなってから寝たきりのベッドで取り組んだカットアウトと呼ばれる一連の切りコラージュ作品は最高傑作とも言われています。

生涯を通して美しい色彩とフォルム、コンポジションを追求したアンリ・マティスの大胆で美しい芸術表現を見ることのできる絶好の機会となっています。

TOKYO METROPOLITAN ART MUSEUM