JWAN PROUVE

清澄白河にある東京都現代美術館にてジャン・プルーヴェを紹介する大規模な展覧会「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」が開催されました。建築家、ジャン・プルーヴェ20世紀の建築や工業デザインに大きな影響を与えました。

この展覧会では、ジャン・プルーヴェが手がけたオリジナルの家具や建築物およそ120点が、図面やスケッチなどの資料とともに展示されました。

ジャン・プルーヴェはアール・ヌーヴォー全盛期のフランスで、ナンシー派の画家の父と音楽家の母に育てられ、金属工芸家としてキャリアをスタートさせます。

1930年代にはスチール等の新たな素材を用いた実験的かつ先進的な仕事へと転換し、家具から建築へと創造の領域を拡げました。

この展覧会ではジャン・プルーヴェのデザインした数多くのかぐや椅子などが展示されましたが、地下2階のアトリウムに建てられた、ジャン・プルーヴェとピエール・ジャンヌレが第二次世界大戦中に設計・建設した「F 8x8 BCC組立式住宅」は圧巻で、ジャン・プルーヴェの近代化へのあくなき探求を表しています。

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