2024年 6月 14日TRAVELING FOR ART
LAWRENCE WEINER
六本木にあるギャラリー、TARO NASUにてアメリカのアーティスト、ローレンス・ウィナーの個展「EMPTIED UNTIL FULL(いっぱいになるまでからっぽに)」が開催されています。
TARO NASUでの3回目の個展となる今回の個展はthe Lawrence Weiner Estateの協力のもと、2021年にウィナーが亡くなって以来、初めての展覧会です。
会場内には1968年にアーティストとしての自らの姿勢を語った言葉としてしられる「Declaration of Intent」も特別展示されています。
1968年、ローレンス・ウィナーは言語を用いた創作活動を始めますが、言語はその後、彼の最も重要な創作素材となりました。
言語形式の作品は三次元空間におかれた一つの思考過程であるという確固たる意志とともに、、ウィナーはこれらの作品を「彫刻」と呼びます。
「「宣言(Declaration of Intent)」はいかに作品が制作されるかについての媒介変数(パラメーター)をまとめたものであり、作品を存在させるために必ずしも作品構築を行う必要はないこと、そしてその作品の所有者が作品展示のための決定に関する責任を持つことが述べられています。
「「宣言」の最後の項目では、作品の存在に関与する当事者は同等の立場であるとも記されています。
この展覧会では「宣言」と並んで、ローレンス・ウィナーによる4点の「彫刻」と2点のドローイングに加えて、特別なエディション作品も展示されています。





