LEE KIT

六本木にあるギャラリー、シュウゴアーツにて3年ぶりとなるリー・キットの個展が開催されました。

リー・キットは絵画を日常的なオブジェや画像、映像、サウンドのプロジェクションとともに三次元のギャラリー空間に展開します。

今回は作家本人が東京に滞在し、ギャラリーで大胆な構成のインスタレーションを完成させました。

1978年に香港で生まれたリー・キットの活動は2019年には民主化運動の規模が拡大し、その後家安全維持法が可決され多くの人々が抑圧された政治的な背景がその表現の根底にあります。

民主的な自由が失われた時、人はどのようにこの世界で息を続けることができるのか、リー・キットは生きるため、そして記憶を忘れないために絵画によって自由の意味を表現しているのです。

SHUGO ARTS