LEONOR ANTUNES

六本木にあるタカ・イシイギャラリーにてベルリンを拠点に活動するポルトガル人アーティスト、レオノール・アントゥネスの展覧会が開催されました。

レオノール・アントゥネスの初個展となるこの展覧会では、新作と、2017年から2021年のあいだに制作され今回のために再編成された近作とで構成されました。

レオノール・アントゥネスは、興味を抱いた建築やデザインの各要素を計測することから制作をはじめ、計測した値をユニットとして用いて立体作品へと変換していきます。

世界中のものづくりの技法を活用し、ロープや皮革、コルク、木材、真鍮やゴムなどを使いながら、独自のフォルムを生み出します。

レオノール・アントゥネスが創出する独特な空間を体験することは、歴史や建築、そしてアートをさまざまな観点から捉え直す好機を与えてくれます。

アントゥネスは国際芸術祭「あいち2022」の参加作家でもあり、出品するのはともに「主婦とその領分」からの作品です。

芸術祭と本展をあわせて鑑賞することで、パリからはじまったこの立体作品シリーズの全体像が明らかになるのです。

TAKA ISHII GALLERY