LEONOR ANTUNES

六本木いあるタカ・イシイギャラリーにて、ポルトガル出身のレオノール・アントゥネスによる個展「strips, trunks, trees and dots」が開催されています。

タカ・イシイギャラリーでの2回目の個展となるこの展覧会では、新作10点が発表されています。

レオノール・アントゥネスの制作は、モダニズム運動やミッドセンチュリーの建築、デザインの歴史を掘り下げるリサーチに深く根ざしています。

そして彼女はとりわけ男性優位の環境によって歴史的に見過ごされてきた女性アーティストやデザイナーたちに焦点を当てています。

このような女性たちが辿ってきた多様な物語を紐解きながら、彼女は新たなフォルムを持つ、独自の彫刻作品を制作してゆきます。

工芸の領域を支える伝統的な職人技術を取り入れた彼女の作品は、木材、金属、テキスタイルといった素材への緻密なアプローチを特徴としています。

建築環境とその文化的意義を再考するよう鑑賞者を誘い、私たちの住環境に対する理解を形成する可能性について対話を促します。

TAKA ISHII GALLERY