MATTHEW PALLADINO

神宮前にあるNANZUKA UNDERGROUND 1Fにて、アメリカ人アーティスト、マシュー・パラディーノの新作個展「 High Desert Mirage」が開催されました。

マシュー・パラディーノは、サンフランシスコ生まれ、California College of Arts を卒業し、現在はボリビアで制作活動をしています。

これまで、 個展「Ouroboros」や、グループ展, Punch」など多数の展覧会を行っており、その作品はニューヨークのThe Whitney Museum of American Artにも収蔵されています。

若い頃に漫画やゲームのグラフィック的なイメージの影響を受けたマシュー・パラディーノの作品は、次元を通過する試みとして解釈ができます。

作品の表現においてグリッド状に整理された配置、グラフィカルなグラデーション、ビビッドな色彩、視点の強制的な平面化といった構造を意図的に採用しています。

果物、植物、置物、動物、キャラクター、人影などが配置された幻想的な水彩絵画は、その技法の緻密さゆえにデジタル作品を連想させます。

この展覧会では、南米ボリビアでの生活を通して、パラディーノが新たな題材として好んで制作をし続けているサボテンを描いた水彩画の新作シリーズが中心に発表されました。

NANZUKA UNDERGROUND