MIDORI SATO

六本木にある小山登美夫ギャラリーで4月30日まで 佐藤翠展「Floating Drapery – 浮遊するドレーパリー 」が開催されています。

この展覧会では2mを超える大作を含めた、新作ペインティングが発表されました。

佐藤翠の作品といえば、色とりどりの服が掛かったクローゼット、高いヒールの靴が並ぶシューズラック、カーペット、鮮やかな花々、果物など多くの人が美しいと感じるモチーフが思い出されます。

佐藤翠は描く対象を心から愛し、鮮やかな色彩とイマジネーションを重ね、現代的な優雅さを空想の世界として絵画に表現しています。

また、興味深い側面としては、同じモチーフを繰り返し描きながらも、描き方が彼女のその時々の心境や見たものから得た感動によって、変化していくという点もあります。

今回は愛する花やファッションというモチーフを描きつつもちょっとシュールな印象を受けるような想像力に富んだ絵画を描いています。

TOMIO KOYAMA GALLERY