NEVER NEVER LAND

銀座蔦屋内にあるギャラリーFOAM CONTEMPORARYにて熊野海の作品展、「NEVER NEVER LAND」が1月17日まで開催されています。

熊野海は、1983年福井県に生まれ、2007年に東京芸術大学美術学部を卒業した後、2014年からはベルリンにてアーティスト活動を行ってきました。

これまで東京・福井での個展開催、国内やベルリンで開催されたグループ展などでも作品を発表しています。

 

熊野海は、生と死、光と闇、希望や絶望といった両儀的な世界の境界をテーマに作品制作をしており、わたしたちを取り巻く混沌とした社会を日常的な視点から見つめつつも、現実を超えた次元の空間を表現するような試みを行っています。

NEVER NEVER LAND」と題したこの展覧会では、SNSなどのさまざまなテクノロジーの進歩によって現実と幻の空間認識が曖昧になりつつある日常で、「どこにも存在しない世界」が豊かな色彩と細かな描写、大胆な構図で描かれています。

異空間がもたらす孤独や不安、他者との間に生じる予期せぬ物語の中で、わたしたちはどうあるべきなのかという思いを表現した新作ペインティングとなっています。

FOAM CONTEMPORARY