PLACE & PIECE

京橋にあるARTIZON MUSEUMにて、企画展「空間と作品」が開催されています。

「作品が見てきた景色をさぐる」と題されたこの展覧会では、普段は美術館の展示室に整然とならぶ美術品について、それらが生まれた時のことを振り返る様な面白い趣向になっています。

美術品は邸宅の建具として作られたり、プライベートな部屋を飾るために描かれたりと、それを所有する人との関係によって生み出されたものであることが分かります。

また、時を経る間に、何人もの手を渡り、受け継がれてきたものもあります。

この展覧会では、モネ、セザンヌ、藤田嗣治、岸田劉生、琳派による作品や抽象絵画まで、古今東西、様々な分野の作品からなる石橋財団コレクション144点によって、美術品がどのような状況で生まれ、どのように扱われ、受け継いでこられたのか、その時々の場を想像し体感させてくれます。

ARTIZON MUSEUM