2022年 4月 21日
REIKO IKEMURA X CHIHARU SHIODA
銀座にある蔦屋のギャラリースペースでイケムラレイコと塩田千春による新刊対話集の刊行記念展が4月13日まで開催されました。
この展覧会の開催に合わせ、エディション版画付き特装版対話集のエントリー受付も特設ページにて行われました。
イケムラレイコは1970から1972年、大阪外国語大学のスペイン語科に在籍後、1972年にスペインに渡り、セビリア美術大学で学びました。
1980年からスイスで本格的に美術家としての活動を開始し、1986年からはドイツを拠点に活躍します。
作品は絵画、彫刻、ドローイングと多岐に渡り、国境や文化を越えてジェンダーや自然、生命の根源、そして宇宙へのつながりを描き出します。
現在ベルリン在住の塩田千春は京都精華大学洋画科専攻していた在学中にキャンベラのオーストラリア国立大学美術学部へ交換留学しました。
卒業後はドイツへ渡り、ハンブルク造形美術大学、ブラウンシュヴァイク美術大学、ベルリン芸術大学で学びます。
生と死という人間の根源的な問題に向き合い「不在の中の存在」をテーマに作品を制作し大規模なインスタレーションのほか、立体、写真、映像など多様な手法で作品を発表しています。
世界を舞台に活躍を続ける二人の日本人作家の表現世界や心のうちが垣間見れる展示は見応えがありました。