RIKAKO KAWAUCHI

中目黒にあるギャラリーN&A Art SITEにて、川内理香子の個展 "line & colors" が開催されました。 

川内理香子は食への関心や身体への違和感を起点とし、身体と精神、もしくは自然と思考の相互関係の不明瞭さをテーマに迫力あるドローイングやペインティングを制作します。

また、針金やゴムチューブ、樹脂やネオン管など、様々なメディアを使っても作品を制作しています。

その中でも油彩の絵画作品では、油彩絵具を厚く塗り、その上からペインティングナイフの先端で絵具を削るように線を描くという独特の手法が用いられます。

この展覧会で展示された13点の新作油彩作品には、「レヴィ=ストロース」の神話分析から着想を得た動物や植物のモチーフと人体や人間の頭部が混然と配置され、川内理香子が追求する独特の身体観や生命観が感じられます。

N&A