SAKI

東銀座にあるMEGUMI OGITA GALLERYにて8月7日までアーティスト咲の新作絵画展「メタモルフォーゼ」が開催されていました。

咲は美術の勉強のために16歳で渡米、19歳となるこの秋よりロードアイランド・スクール・オブ・デザインにて学ぶことになりました。

まだ若干19歳のアーティスト咲きですが自身が抱えるメッセージを画面に表す作品は高い完成度と見事な表現力を持ちます。

色鉛筆やミックスドメディアを用いて丹念に塗り重ねられ描き込まれる作品の独自の世界観は私的であると同時に少女が主人公の寓話の中のお話のように見るものに迫ります。

「いい子」に育つことを求める均質的な日本の教育や子育てに疑問を投げかけるような咲独自の視点はアメリカに渡って他民族が共存する社会の中での経験によって更に明確な作品コンセプトへと進化しているようです。

MEGUMI OGITA GALLERY