SHIGEO TOYA

六本木にあるギャラリー、シュウゴアーツにて、4月15日に逝去した彫刻家・を偲び、追悼展「彫刻家・戸谷成雄」が開催されました。

戸谷成雄は、1975年のデビュー以来、50年以上にわたり精力的に制作を続け、国内外の展覧会やビエンナーレなどで、一年も欠かすことなく作品を発表してきました。

昨年シュウゴアーツで開催された「視線体:半彫刻」を最後の個展として、最晩年まで彫刻家としての歩みを貫きました。

1947年、北アルプスに囲まれた自然豊かな長野に生まれ育った戸谷成雄にとって、日本の山々や地形の感覚は、その後の彫刻理論の核となる「山谷構造」や「斜線構造」の根底に息づいています。

彫刻の歴史に対する深い造詣を基盤に、日本の土地に根差しながらも、世界へ向けて想像力を拡張し、人間と存在のあり方を問い続けた戸谷成雄の構想力と作品群は、多くの人々に深い影響を与え続けています。

この展覧会では、2016年にアトリエで収録したインタビュー映像の上映とともに、戸谷成雄が1984年にチェーンソーを用いて制作した最初の《森 I》、最後のシリーズとなった「半彫刻」の作品等が展示されました。

SHUGO ARTS