2023年 2月 01日TRAVELING FOR ART
SHINRO OTAKE
東京国立近代美術館にて大竹伸朗展が開催されています。
大竹伸朗は、1980年代初めに華々しくデビューして以来、絵画、版画、素描、彫刻、映像、絵本、音、エッセイ、インスタレーション、巨大な建造物に至るまで、猛々しい創作意欲でおびただしい数の仕事を手掛け、トップランナーであり続けてきました。
近年ではドクメンタ2012とヴェネチア・ビエンナーレ2013の二大国際展に参加するなど、現代日本を代表するアーティストとして海外でも評価を得ています。
今年、開館70周年を迎える東京国立近代美術館で開催される大竹伸朗の回顧展は、国際展に出品した作品を含むおよそ500点を7つのテーマに基づいて構成します。
この展覧会は、あらゆる素材、あらゆるイメージ、あらゆる方法で大竹伸朗が「既にそこにあるもの」と呼ぶテーマのもとに半世紀近く制作し続けてきた創造の軌跡を辿リマス。
作品の制作された時代順にこだわることなく作品世界に没入できるような展示によって、走り続ける強烈な個性の脳内をめぐるような興味深い展覧会となっています。