SOM GALLERY

馬喰町に新たに誕生したギャラリーSOM GALLERYにて、10名のアーティストによるグループ展「Group Show “Untitled”」が開催されました。

この展覧会では、SOM GALLERY がコンテンポラリーアートギャラリーとして現代アートへどのように向き合い、解釈し、表現していくのかというギャラリーとしての今後の方向性を示すことを意図した展覧会です。

この展覧会では現在日本を含むアジアのアートマーケットの中心となっているストリートアートからの新展開という側面と、大竹伸朗などを中心として再び注目をあつめているペインティングにおける物質性・素材性の再探求という二つの側面を紹介しています

一見すると相反するまたは、ベクトルが異なるように映るかもしれませんが、一つの作品の中にそれらは確かに共存しており、これらの側面を若手作家を中心とした10名の作品から探っています。

過去の絵画を踏襲しつつ、今日的な美と意義を持ち合わせた絵画作品は、独自性に富んでおり、決して一義的な絵画観に基づいているわけではありませんが、いずれも現代を生きる我々の感性や価値観に根ざした表現の前進を行っていると言えます。

SOM GALLERY