2025年 8月 23日TRAVELING FOR ART
SOU FUJIMOTO
六本木にある森美術館にて大阪・関西万博で会場デザインプロデューサーを務める建築家、藤本壮介の展覧会「藤本壮介の建築」が開催されています。
藤本壮介は東京とパリ、深圳に設計事務所を構え、個人住宅から大学、商業施設、ホテル、複合施設まで、世界各地でさまざまなプロジェクトを展開しています。
2000年の「青森県立美術館設計競技案」で注目を集めたのち、2010年の「武蔵野美術大学美術館・図書館」,2013年のイギリスでの「サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン」、近年では2019年、フランス、モンペリエの集合住宅「ラルブル・ブラン(白い樹)」や、2021年、ブダペスト音楽複合施設「ハンガリー音楽の家」などのプロジェクトを次々と完成させ、高い評価を得てきました。
藤本壮介は、現在開催中の2025年大阪・関西万博では会場デザインプロデューサーを務めるなど、今最も注目される日本の建築家の一人です。
この展覧会は藤本壮介の活動初期から世界各地で現在進行中のプロジェクトまで8セクション構成で網羅的に紹介し、約30年にわたる歩みや建築的特徴、思想を概観する初の大規模個展です。