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中目黒にある104GALERIEにて、箕浦建太郎の個展「て」が開催されています。

104GALERIEでは昨年、グループ展にて初めて箕浦建太郎の作品をご紹介し、多くの反響がありました。

この展覧会はは箕浦建太郎の初個展となり、新作絵画約15点を展示されています。

箕浦建太郎は1978年静岡県浜松生まれ。

幼少期から東京で育ったのち、現在は山梨県を拠点に活動を展開しています。

2022年、東京から山梨へ生活の拠点を移しました。

移住に伴う制作環境の変化は、箕浦建太郎の絵画表現にも着実に影響を与えました。

その変化は決して誇張されたものではなく、緩やかなものです。

東京では夜まで続けていた制作が、今は日が沈むまで。

以前は憂鬱だった雨も、今は川辺に美しいミストの風景として立ち現れてくる。

そうした生活や自然との関わりの変化が、制作そのものを変えていきました。

一方、個人の生活や作品が変化しても、人間の普遍的な営み、そして営みの中で脈々と続いてきた創作活動は、長い時間の中で途切れることはありません。

東京で過ごした時間や、親しんできたユースカルチャーも、山梨での生活によって消えてしまったわけではありません。

変わることと残ること、その両方を抱えながら、箕浦建太郎は日々の生活と制作を重ねています。

そこに浮かび上がるのは、「生きること」と「創ること」が切り離されたものではなく、日々の営みの中でゆるやかにつながっているということなのかもしれません。

箕浦建太郎の絵画は、そうした人間の「生きる」「創る」「遊ぶ」という行為の普遍性を映し出しながら、私たち自身の生のあり方を静かに問いかけています。

104GALERIE