TRACE OF MARINE DEBRIS

5月16日まで渋谷にあるエレファントスタジオにてWATOWA GALLERYの企画による藤本明による展覧会「海ごみのあと/Trace of Marine Debris」が開催されています。

藤本明は今までにも企業や他のアーティストたちと協力して社会の問題への問いかけをテーマにしたさまざまなアート・プロジェクトを展開してきました。

今回は海のごみをテーマに海岸に漂着する膨大な量のごみを再利用して絵画や立体といったアート作品を作り上げることを試みています。

2020年に藤本明は自らJAMSTECの海洋調査船に乗船して実際に今海がどれほどのごみで汚染されているのかなどを現場で身にして様々なインスピレーションを受けたそうです。

海岸に打ち上げられやさまざまなプラスチックのごみにはペットボトルなどもあれば漁業に使うプラスチック製の網など様々なものがあります。

それらを海岸で集めてその場で焚き火をしてごみを熱で溶かして絵画作品にしたり丸い形のディスク状の立体作品にする試みはごみを新たなアート作品に生まれ変わらせるとともにごみというものの存在に「関心」を集める機会を提供しているのです。

ELEPHANT STUDIO