KUBOTA MAHO GALLERY

過去の海外のアートフェアや日本で今開催されている展覧会を紹介するTRAVELING FOR ART。

今回紹介するのはKUBOTA MAHO GALLERYで開催中の多田圭佑さんの展覧会です。

多田さんは木の壁やタイルの壁面、そこから垂れ下がるチェーンなど印象的な作品を作ります。

しかしこれは立体作品でありながら実は絵画として成立した作品でそのすべたは型を取ってからアクリルを流し込み、その後に精密にまるで本当もののように着色して作り上げられたイルージョンのような作品なのです。

奇抜な発想とそれを実現できる優れたテクニック、そして何よりもその結果として生まれる唯一無二の素晴らしい作品は見応え十分です。

この木の扉も全てアクリル絵の具で成形し着色して本物のように見せたもので扉の傷はアーティスト本人が斧でつけた本当の傷です。

左の木の板と右のタイルにチェーンも信じ難いことに全てアクリル絵画で成形されてから着色されていますがリアリティーが凄いですね。

焦げたような板のテクスチャーや色合いは本物そのものですが全てペインティングというカテゴリーで語られるような作品です。

限りなく本物の木のテクスチャーに近づけるために作家は様々なテクニックと努力でこの独特の雰囲気を実現します。

立体作品であると同時にペインティングという新しいジャンルの作品ですが抽象的な絵画作品としても存在感があります。

 

MAHO KUBOTA