VIVIAN SPRONGFORD

6月26日まで六本木にあるタカ・イシイギャラリーにてヴィヴィアン・スプリングフォードの1950年代から70年代の間に製作された代表作の個展が開催されています。

1913年にミルウォーキーで生まれたヴィヴィアン・スプリングフォードはその後ニューヨークに移り住み当時はまだ女性には珍しい美術の道へと進みました。

1950年代、ニューヨークのアートシーンは男性絶対優位でしたがそんな中で当時の重要な美術評論家のハロルド・ローゼンバーグの評価を得ました。

その後、同居していた中国系アメリカ人のアーティストのティンによって初動や東洋思想の影響を受けることがヴィヴィアン・スプリングフォードの抽象の概念や絵画の身体性に絶大な影響を与えました。

ティントの別離や両親の介護などで長い間に渡り美術界と疎遠になったヴィヴィアン・スプリングフォードですが1980年代半ばにニューヨークのギャラリストであるゲイリー・シュナイダーによって再発見されて個展を開催して以来アメリカのギャラリーを中心に個展が開催されています。

今回の展覧会では1979年にセント・ペーター協会で開催された個展で発表された「アッサンブラージュ」シリーズのそれ以来初の展示となります。

TAKA ISHII GALLERY