YANN GERSTBERGER

六本木にあるタカ・イシイギャラリーにて2月18日まで、メキシコを拠点に活動するフランス人アーティスト、ヤン・ゲルストバーガーによる展覧会「ECCHYMOSES（斑状出血）」が開催されています。

この展覧会はヤン・ゲルストバーガーのタカ・イシイギャラリーでの初個展であると同時に、アジアで初めての個展となっています。

展示されている作品は中型サイズのコラージュ・ペインティング5点で、それらはさまざまな布を貼りつけたり縫いつけたりしたキャンバスの上にオイルパステルであざやかな色が加えられた作品です。

大型のタペストリーも1点展示されますが、これはヤン・ゲルストバーガーが独自に考案した手法で制作したもので元はモップだったコットン繊維を手染めし、工業用の布なども取り混ぜながらラグの上に接着することで、色彩豊かな画面を作り出しています。

様々なモチーフの鮮やかな色彩と大胆な形がひしめき合うような個性的な画面構成、また、どこかストーリー性を感じさせる不思議な魅力を兼ね備えた素晴らしい作品展示となっています。

TAKAISHII GALLERY