2025年 4月 01日TRAVELING FOR ART
YOSHIRO FURUHASHI
小山登美夫ギャラリー六本木にて、日光に生まれ、その風景を生涯描き続けた画家、古橋義朗の展覧会「木と山々」が開催されました。
古橋義朗は日光の旅館に生まれ、独学で絵を学びました。
油画を描いていた時もありますが、水彩画に魅力と可能性を感じ、最後まで水彩で自分の絵を追求しました。
自動車を運転しなかった古橋義朗は、いくつかの旅行以外、その対象は自分の足で歩いていける日光の山々の自然でした。
実際の風景をモチーフとしながらも、自在に風景を画面の中で構築していく様は、視覚だけではなく、その空気も肌で捉えているようなリアリティを持ち、見る人に絵の豊かさを感じさせます。
絵に描かれた木や山々のとても魅力的な形体と瑞々しい色彩が、とても現代的に感じられるのです。
この展覧会では、初期から晩年までの20点の作品が展示されましたが、古橋義朗の没後、本格的に東京で展示されるのは今回が初めてとなりました。