ART BASEL MIAMI 2017

アートフェアやギャラリー巡りなどを紹介するTRAVELING FOR ART。今回は再び2017年のマイアミアートバーゼルの紹介です。 

気アーティスト、ジョージ・コンドの作品です。鉛筆の線や黒い筆の線、様々な色や人物像が入り乱れてなんとも強烈なインパクトの絵になっていますがぐちゃぐちゃに描かれているようでいて絵として成立しているところが凄いところ。

GEORGE CONDO

アシュリー・ビッカートンの作品です。ジェフ・クーンズと同じ頃に台頭したアーティストでジェフ・クーンズ、ピーター・ハリーらと共に1980年初頭の「ネオ・ジオ」と呼ばれた芸術運動にも関係がある作家です。写真や絵画と産業物や様々なオブジェを組み合わせて作品を作りました。

ASHLEY BICKERTON

唇とタバコに煙というシンプルながらインパクトある作品の作者はトム・ウェッセルマンです。アメリカの作家でウォーホルやリキテンシュタインと並ぶアメリカン・ポップアートの巨匠。1960年代の「グレート・アメリカン・ヌード」の連作で有名な作家です。

 TOM WESSELEMANNデヴィッド・サーレの作品です。1980年代のネオ・エクスプレッショニズム(新表現主義)の作家の1人で大変に人気がありましたが今の絵は昔ほど力がないようです。

DAVID SALLE

フランク・ステラの巨大な作品です。複雑でコンピューターグラフィックのようなパターンが重なっています。60年代はミニマルな作品だったステラは今はこうした複雑な色や形の重なる作品を多く制作しています。

FRANK STELLA

ジェフ・クーンズの作品です。この「ゲージング・ボールシリーズ」と呼ばれる作品群で彼は過去のマスターピースの絵画や彫刻をそっくり正確に複製してその中央などに青い鏡面のボールを据えるという大胆な試みを作品化しています。

JEFF KOONS

エリック・フィッシェルは1980年代に新進気鋭の女性ギャラリスト、メアリー・ブーンのギャラリーで作品を発表した作家でネオ・エクスプレッショニズム(新表現主義)のアーティストです。メアリー・ブーン・ギャラリーはジュリアン・シュナーベルやデヴィッド・サーレなど他にも数多くの人気作家を抱えていました。

ERIC FISCHL

アレキサンダー・カルダーの小さなモビールとホワン・ミロの絵画作品です。国も時代も違うふたりの作家ですがよく一緒に飾られることがあります。

JOAN MIRO

白と黒のコントラストが鮮明なファッションに身を包んだモダンな女性のポートレイト写真は巨匠アーヴィング・ペンの作品。ライティングや女性のポーズの動きなど美しい一瞬を捉えた作品です。

IRVING PENN

ジョッシュ・スミスの絵画作品です。彼は近年注目のアーティストの1人でやはり近年注目されているギャラリーのデイヴィッド・ツヴィルナーギャラリーで大規模な個展を開催しました。今後も期待の高まる作家です。

DAVID ZEIRNER

 ピカソの可愛らしい陶芸作品です。ピカソは南フランスのマドゥーラ工房で窯元にある焼き物に絵付けをして陶芸作品を作っていました。焼き物の元々の形を人の形に見立てて絵をつけたりユニークで可愛らしい陶芸作品はピカソにとって息抜きのようなものだったと言われています。

PABLO PICASSO

世界中からギャラリーが一つの場所に集まり巨匠の傑作から新人作家の作品まで本当に様々なアートを展示販売するアートフェア。もしもここにきている全てのギャラリーに出向こうと思ってもまず無理ですがアートフェアに来れば全てのギャラリーの作品を見ることができるのです。

アートフェアにはペットのワンちゃんを連れてくる人も多くちょっと日本の感覚とは違うようですが欧米ではそれだけアートが身近なものなのではないでしょうか?お散歩ついでに現代アートを散策するなんて素敵ですね。

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