2026年 7月 16日TRAVELING FOR ART
DEKIYAYOI
天王洲アイルにあるギャラリー、ANOMALYにて、できやよい個展「海」が開催されました。
できやよいは、デビュー以来、海に通う独自のスローペースを保ちながらも、継続的に注目を集めてきたアーティストです。
国内外に熱心な支持層を持つほか、金沢21世紀美術館、森美術館、高松市美術館などに作品が収蔵され、その評価を着実なものにしてきました。
この展覧会では、2018年以降「さどの島銀河芸術祭」で発表してきた「海」をテーマとする作品群が、新作を交えて紹介されました。
画面には色とりどりの人々の顔に加え、パンダを思わせる動物的モチーフも現れ、作家に通底する少女性や幻想性が浮かび上がります。
海というモチーフは、境界であり、漂流であり、記憶の堆積する場所として、できの制作において重要な意味を持っています。
新作を含む平面作品、佐渡島で制作された立体作品によって構成される空間を通じて、身体、記憶、物質の関係性を探る展示となりました。
海辺で採集されたファウンド・オブジェクトや、多層的に重ねられた絵具は、鑑賞者の移動によって絶えず見え方を変化させ、知覚の不確かさを浮かび上がらせます。






