INFINITE JEST

有楽町のContemporary Art Dealers Association Nippon通称CADANにあるギャラリーにて3月14日まで小山登美夫ギャラリーのキュレーションによる2人展「Infinite Jest」が開催されています。

倉田悟と根本祐杜の二人の作家の作品は倉田悟がペインティング、根本祐杜がセラミック作品という表現手法の違いこそあれどこか共通した印象を感じさせます。

倉田悟が一緒に展示をしたいアーティストとして根本祐杜を選んで実現したこの2人展は展覧会のタイトルになっているディヴィッド・フォスター・ワラスの小説のタイトルから引用されたもので「無限の冗談」を意味します。

自分たちが影響を受けた西洋の異なる文化や他者を完全に理解することはできないという不可能性や諦め、そして想像力による誤訳の可能性や希望を同時に示し、冗談やしゃれ、ユーモアの重要性を主張することが作品制作の根底にあるのだといいます。

CADAN