MIND SIGHTS

外苑前にあるMAHO KUBOTA GALLERYにて3月6日まで小宮太郎と菅雄嗣の2人展「Mind Sights」が開催されています。

東京では初めての展示となる小宮太郎のペインティングとインスタレーション、そして菅雄嗣の新作ペインティングが同じ空間で展示されています。

小宮太郎の作品はアクリル絵具を粗い目のキャンバスの裏から押し出して独特の画面のテクスチャーを醸し出しています。

色の違う絵の具を厚く塗ったキャンバスの表面の絵の具を大胆に切り出して表現するという独自の手法の菅雄嗣は絵の具の層と色の違いを使って見事な絵画作品に描きだします。

グループ展の見どころの一つが違う作家の作品が同じ空間に混在することで起こる相乗効果的な効果で、二人の平面作品と立体作品が絶妙なバランスで影響し合いながらもそれぞれの表現を見せているのが面白い展示を生み出すのです。

 

小宮太郎の作品はキャンバスの裏から絵の具を押し出して描かれた平面作品と回る装置のあるインスタレーションで構成されています。

菅雄嗣は色の違う絵の具の層を使って絵の具を抉り取るようにして見事な絵画作品に描きだします。

丸いキャンバスの裏から押し出された絵の具が独特で予想できないようなテクスチャーを描き出すのが小宮太郎の作品の特徴です。

クールな色の表面に力強くコントラストの色を表現する菅雄嗣の絵画作品は独特の技法でいずれのアーティストにも特徴的と言えます。

MAHO KUBOTA GALLERY