NAHO KAWABE

江戸川橋にあるギャラリー、WAITINGROOMにて、ドイツ・ハンブルクを拠点に活動する川辺ナホの個展『Flos Filicis:羊歯の花』が開催されています。

綿密なリサーチと多様な素材の組み合わせで知られる川辺ナホはこれまで、映像やコラージュ、インスタレーションなどの手法を用いながら、炭鉱産業の歴史や移民といったテーマを扱ってきました。

展覧会のタイトルである「羊歯」は、いわゆるシダ植物を指していますが、シダ植物は石灰紀に生きたシダの植物遺体は化石燃料となって、近代から発達し続ける巨大なインフラを動かすエネルギーとなっています。

この事実は、川辺ナホによって詩的かつ演劇的に翻訳され、見るもの想像力へと訴えかけます。

展覧会は、炭と電気資材を組み合わせた新作インスタレーション作品とフォトコラージュ作品2シリーズを中心に、炭を用いた平面作品や複数のドローイング作品で構成されています。

国際芸術祭あいち2025への参加や第4回福岡アートアワードの受賞など、国内外で高い評価を集める川辺ナホによる新作個展となります。

WAITINGROOM