2026年 8月 19日TRAVELING FOR ART
NOBUYOSHI ARAKI
天王洲アイルにあるギャラリーANOMALYにて、荒木経惟の展覧会アラーキー「愛の皮膜」が開催されました。
アラーキーの呼称で親しまれる荒木経惟は、日本の写真史における一つの巨大な現象といえる存在です。
1940年、東京・三ノ輪に生まれた彼は、千葉大学で写真印刷工学を学び、電通に入社。
広告写真の最前線で経験を積みながら、その対極にある私的な領域へと視線を深めていきました。
1964年、学生時代に撮りためた作品集『さっちん』で第一回太陽賞を受賞。
その後1971年、妻・陽子との新婚旅行を題材とした写真集『センチメンタルな旅』を自費出版します。
この作品を提示した彼は、自らの写真を「私小説」になぞらえ、「私写真(ししゃしん)」と宣言、90年、陽子は病に侵され没しますが、翌年、荒木は彼女の死をテーマに据えた『センチメンタルな旅・冬の旅』を刊行し、大きな反響を呼び起こしました。





