2024年 6月 05日TRAVELING FOR ART
REMEMBRANCE
恵比寿にある東京都写真美術館にて企画展「記憶:リメンブランス」が開催されています。
写真・映像は人々のどのような「記憶」を捉えようとしてきたのかを問う企画展です。
そこでは、現場で記録するルポルタージュやドキュメンタリーだけでなく、時間や空間が隔てられていても、観る者の感覚を揺さぶり、想像力を拡張させることで目には見えない記憶を伝える試みも続けられました。
それぞれが他者の記憶、あるいは時代に刻まれたイメージと観る者自身の記憶とを結び付ける写真・映像の特性を活かしたものでありながらも、作家たちのアプローチは実に多様です。
この展覧会では、1976 年NO「決闘写真論」における篠山紀信の示唆を起点としながら、高齢化社会や人工知能のテーマに至る日本、ベトナム、フィンランドの注目される7 組8 名のアーティストたちの新作、日本未公開作を含む70 余点が紹介されています。





