RUTH ASAWA

サンフランシスコにあるサンフランシスコ近代美術館にてルス・アサワの回顧展が開催されています。

ルース・アサワの活動は60年上にも及びましたが、作家の没後初となるこの回顧展では、ルース・アサワの作品とその源となったインスピレーションが紹介されています。

アーティストとして、ルース・アサワは素材や形態に対する飽くことのない探求心を発揮し、革新的な作品を次々に作り出しました。

また教育者、そして市民活動の指導者としての彼女の影響力は、今もなおサンフランシスコで感じることができます。

彼女の代表作といえば、ループ状のワイヤーとタイドワイヤーの彫刻作品の数々ですが、それらとともに、最小サイズの直径がわずが２.５センチメートルほどの「ミニチュア」彫刻など、あまり知られていない他の作品も展示室には吊り下げられています。

会場に展示されている生き生きとしたデッサンや絵画から粘土製マスクやブロンズの鋳造作品まで、300点以上の作品がルース・アサワの旺盛な作品制作への挑戦をうかがわせます。

SFMOMA