2026年 9月 26日TRAVELING FOR ART
TAICHI NAKAMURA
神楽坂にあるギャラリー、CAVE-AYUMI GALLERYにて、中村太一の個展「夢の川」が開催されました。この展覧会は中村太一によるCAVE-AYUMI GALLERYでの4回目、2年ぶりの個展となり、新作を発表しました。
この展覧会で、中村太一が起点とするのは、夢の中に繰り返し現れる一つの川の記憶です。
その川を「夢の川」と呼び、自身もまた繰り返し夢の中に川を見ることになりました。
その不思議な符合は、誰の中にもあるまだ言葉にならない世界の存在を感じさせます。
中村太一の作品に見られる大きな特徴は、ひとつの風景や記憶を起点に次々と新たなイメージが立ち現れていく豊かさです。
夢の中の川、日々出会う自然、動物や植物の姿は、固定された象徴ではなく、色彩や絵の具の変化を通して、絶えず新たなイメージへと展開していきます。
そのイメージの広がりは、現実を離れた空想によるものではありません。
日常の観察や体験、記憶の蓄積が重なり合うことで、無数の風景が生まれています。






