BRAIN
過去の海外のアートフェアや今東京で開催されている展覧会の紹介をするTRAVELING FOR ART、今回は南青山にあるSCENEで開催中の森田恭通さんの展覧会の紹介です。
森田恭通さんはデザイナーとして数多くのインテリアをデザインしてきた他にもグラフィックやプロダクトなど幅広い創作活動を続けています。
一方、アーティストとしては2015年より愛用のライカで撮影した様々な写真作品を発表し始めました。
抽象的なヌード、シャンパンの泡、花などモチーフは様々ですが独自の感性で作品を作り上げています。
作品発表の場はパリフォトの時期に合わせパリで行ってきましたが今年はコロナの影響で叶いませんでした。
そこで今年は12月11日から24日まで東京のアートサロン「セーヌ」にて完全予約制で新作写真の展覧会「Brain」を開催することになりました。
「Brain」は人の本を見ればその人の頭の中が分かるというコンセプトで本棚から選んだ本を重ねて写真に撮った作品です。
ライカのカメラで撮影されシルバーゼラチンなどの高級なプリント法でプリントされた本の存在感は重厚にして美しいです。
慎重にバランスを見ながら積み上げられた本の存在感はとても重厚です。
シルバーゼラチンという昔からある銀を使ったプリント法でプリントされた作品には写真というものとしての存在感があります。
作品のサイズも複数ありますが同じ作品プリントも大きさによって雰囲気が変わるものです。
大きな壁面をいっぱいに使って様々なサイズのプリントをピンで壁にとめるという斬新な展示方法がとても面白いです。
展覧会名:Brain
展覧会期:2020年12月11日~12月24日
開催時間:12:00~19:00
入場形式:アポイントメント制
会場名称:SCENE
アクセス:東京都南青山3-15-6-B1
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