fee bee

過去に開催された世界のアートフェアや今東京で開催されている展覧会などを紹介するTRAVELING FOR ART、今回は六本木ヒルズ内にあるADギャラリーで開催中のアーティストfee beeさんの展覧会「変化し循環するもの」をご紹介します。

アーティストのfeebeeさんはイラストレーターとして活動をしつつ2014年頃から「畏怖・生死・循環」を制作のテーマに据えたコンセプチュアルな作品を発表し始めました。

巨大な猫の化け物のようなキャラクターや複数の獣が混ざりあったような動物など伝説や神話に登場する神獣などを構築し直して複雑なディテールを描きながら現代目線で作品にしていきます。

そこには人間の精神構造や社会構造、未知なるものへの接しかたなどが存在するといいます。

今回の展覧会では十二支のキャラクターを獣として描いた「十二支の獣」シリーズの作品が中心に展示されました。

筆を巧みに使った日本画のような色合いと趣の独特の描き方の完成度が非常に高い作品となっています。

複数の色とりどりの獣が混ざりあって一つの獣を作っていて異様な雰囲気です。

十二支のキャラクターを新たな獣として描いた「十二支の獣」シリーズの作品が並ぶ眺めは圧巻です。

巨大な化け猫のようなキャラクターはかなりの大作ですが猫の毛を一本づつ丁寧に描いているのが素晴らしいです。

個性的な模様のような描き方で再構築されて青一色で描かれた十二支の獣たちの顔が並びます。

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