WHAT

過去に開催された世界のアートフェアや東京で開催している展覧会などを紹介するTRAVELING FOR ART、今回は天王洲アイルにオープンしたWHATをご紹介します。

天王洲アイルにある寺田倉庫ではアートコレクターの方々の貴重なアートコレクションやワインの愛好家の方々のワインのコレクションなど様々な品物を保管しています。

アート作品やワインは室内温度や湿度などの保管環境が整っていなければならず寺田倉庫ではそうした保管環境に配慮した倉庫を提供しています。

その寺田倉庫の1階と2階に倉庫で保管している貴重なアート作品をコレクターの協力で一般に開放する展示スペースとして現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT」がオープンしました。

「WHAT CAFE」というカフェも併設されていますので天王洲アイルにアートを楽しみに行く目的が増えました。

解き放たれたコレクション展と題されたWHATでの展示VOL.1では高橋龍太郎コレクションとA氏のコレクションが展示されています。

川内理香子さんの油彩作品「Forest of the night」は厚く塗られた油絵の具を引っ掻くようにイメージが描かれていて重厚感があります。

「I and You(Knock Knock Knock)」という土取郁香さんの作品は色使いが実に独創的で美しい作品です。

ペインティングのような平面作品が多い中、立体作品やインスタレーションなどもありコレクションの幅広さがわかります。

かなり大作の絵画は今津景さんの「Swoon」という作品ですがキャンバスを板に貼り付けるという変わった展示方法です。

展示スペースの天井まで届きそうな大きな立体作品はBIENさんの「Day For Night」という作品です。

奈良美智さんのアートが車体に描かれたミニクーパーも展示されていますがこういった変わった形のアートも倉庫では扱っているのです。

1990年代の初期の奈良美智さんの作品も沢山展示してありましたがかなり貴重なコレクションと言えます。

 

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