L.A.:Views

過去の海外のアートフェアや東京で開催される展覧会などを紹介するTRAVELING FOR ART、今回は原宿にあるMAKI Galleryにて開催されている「L.A.:Views」というグループ展を紹介します。

チェルシー・ペトロンコ・ラナのキュレーションによるこのグループ展ではロサンゼルスを拠点に活動する16人の新進・中堅のアーティストの作品を紹介しています。

ハリウッドに代表されるエンタテーメント産業やITなどのテクノロジー産業、そしてカリフォルニアの自然、先住民の土地開発の歴史やどこまでも広がる大地に張り巡らされたフリーウェーなどロサンゼルスには実に独特な環境が混在します。

そこに活動の拠点を置くアーティスト達もまた様々ですがそれぞれの作家が多様な解釈で今のロサンゼルスのアートシーンの活気を作り上げているその片鱗を作品を見渡すことで実感できるような展覧会になっています。

ユニークなタッチと独特の色彩感覚が面白いペインティイングです。

カルフォルニアには海もあり砂漠もあり豊かな大自然もあるので作品のテーマにする作家も多いのです。

自然と環境破壊などをテーマにしているのでしょうか、丸い画面がシンボリックな作品です。

メキシコと隣り合わせのカリフォルニアにはラテン文化との融合など多様な人種の混在があり作品にもそういう要素が登場します。

大量生産大量消費の大国、アメリカではコマーシャルなテーマを作品にする作家も多いのです。

ヤシの木がビルのガラスに反射するいかにもカリフォルニアを代表するようなイメージです。

ラテン系やアジア系など多様な文化が混ざり合うカリフォルニアらしい人物像を描いた作品です。

 

MAKI Gallery