CHU ENOKI

過去に世界で開催されたアートフェアや今東京で開催されている展覧会などを巡るTRAVELING FOR ART、今回はANOMALYで開催されているアーティスト榎忠(えのき・ちゅう)の個展「RPM-1200」をご紹介します。

アーティスト活動をしながら生活者として定年まで金型職人の仕事を勤め上げた榎忠がアフターファイブに旋盤を回して磨き上げた工業部品を辛抱強く積み上げて形作った作品が展覧会のタイトルにもなっている「RPM-1200」は旋盤の回転数を表しています。

かつてはボルトなどの部品だったものが榎忠の手作業によって集合体として凝縮され「造形の洗練において榎忠の一つの到達点を示した」と評されるインスタレーション作品です。

今回の展覧会ではこの代表作「RPM-1200」を中心に「AK-47」や「COLT-AR-15」などの銃の作品シリーズ「パトローネ」シリーズ、「半刈でハンガリーに行く」、更には70年代以降の半芸術活動などの活動資料や記録を構成する榎忠の回顧展となっています。

金型から作り出されたアサルトライフルがリアルな「AK-47」や「COLT-AR-15」などの銃の作品シリーズです。

代表作の「RPM-1200」は磨き上げた工業部品を積み上げて形作った集合体のインスタレーション作品です。

床に置かれたブロックのような作品はよく見ると昔のカメラフィルムが圧縮されたオブジェであることがわかります。

この回顧展では榎忠の「半刈でハンガリーに行く」や70年代以降の半芸術活動の記録など作家の足跡がたどることができます。

ANOMALY