2020年 11月 13日TRAVELING FOR ART
OTA FINE ARTS
アートフェアやギャラリー巡りなどを紹介するTRAVELING FOR ART、今回は東京からギャラリーのグループ展を紹介します。
六本木にあるOTA FINE ARTSにてグループ展「シンガプーラ」が開催されています。サンスクリット語で「ライオンの町」を意味するというシンガプーラという言葉は国名シンガポールの由来になったといいます。これはヒルミ・ジョハンディの作品です。
このシンガプーラをタイトルにしたグループ展ではシンガポール出身の5名の作家の作品を紹介しています。同じ国の出身のアーティスト達だが年齢も制作手法も様々で題材とする文化背景も違う5名の作家の作品の対比はとても興味深く鑑賞できます。これはグオリャン・タンの作品です。
シンガポールという国が持つ数奇な歴史とそれによって育まれた多様な文化、国家のあり方などを作品を通じて読み取れるという貴重なグループ展となっています。これはザイ・クーニンの作品。
面白い形の陶芸作品はジェイソン・リムによる作品です。シンガポールという国の中で活躍する作家でも表現や意図するところは様々なのが分かります。