2023年 12月 15日TRAVELING FOR ART
YUKIMASA IDA
京都にある京セラ美術館にて井田幸昌にとって初めてとなる国内美術館での展覧会「Panta Rhei|パンタ・レイ―世界が存在する限り」が開催されました。
この展覧会は、故郷である米子市美術館から京都市京セラ美術館で開催された巡回展です。
井田幸昌は、これまで「一期一会」をテーマとし、絵画作品を中心に制作してきました。
移りゆく時のなかで存在する様々なもの・こと・ひとの存在の関係性なくしてこの世界は成り立ちません。
井田幸昌はそうした、今私たちが存在し、出会うことのできる奇跡の一つ一つを拾い集め、自身の感じたリアリティを日々、画面に残しています。
この展覧会では、国内未発表作を含むこれまでの絵画作品、立体作品に加えて、絵日記のように日々綴る 「End of today」シリーズ、そして最新の作品までが一堂に展示されました。
点から線へ、線から面へと広がり、さらに過去から未来への流れとなる井田幸昌の「変わり続けるもの」また「変わらないもの」を同時に感じられる展示となりました。