PRIVATE MUSEUM

ミュージアムと言っても世界中には様々なミュージアムがある。

ニューヨークならメトロポリタンやMOMA、またはホイットニーやグッゲンハイムなどは有名だ。

パリならルーブルやオルセー、ポンピドゥセンターなどもある。

そんな数あるミュージアムの中でもアートコレクター個人や会社が設立したミュージアムにプライベートミュージアムというカテゴリーがあってそこを訪れるのが楽しみなのだ。

世界屈指の現代アートのコレクターであるルイ・ヴィトングループがパリに建てたフォンダシオンルイ・ヴィトンはフランク・ゲイリー設計の圧巻の建物の姿にただ驚くばかりである。

ここでバスキアの大規模な展覧会を見たが、ちょうど前澤氏がバスキアを高額で競り落としたことが話題になった後でまさにその競り落とした作品が展示されていた。

アメリカではロサンジェルスに行くと必ず訪れるBROADというミュージャムがあるがここには現代アートのコレクターとして有名なブロード氏の壮大な現代アートコレクションが展示されている。

2015年にオープンしたこのミュージアムは金融と建設業で財を成したイーライ・ブロード氏と妻のエディスの約2000点もの現代アートコレクションが収蔵され、展示されている。

マイアミにアートフェアを見に行くと必ず行くのがRUBEL MUSEUMやDE LA CRUZ COLLECTIONなどのミュージアムだがいずれも先程のブロードミュージアムと同じく事業で財を成したコレクターが作ったミュージアムである。

これらのミュージアムは全て定期的に展示内容を変えるので訪れるたびに新しい作品に出会えるのも魅力である。

また、こうしたミュージアムではワークショップやレクチャーなど現代アートにより親しめるための活動も行っていて地域のコミュニティーとも深く繋がっているのも素晴らしい。

また、目を見張る頻度で世界中に新しい作家が現れ続ける現代アートの潮流をこうしたミュージアムがいち早く捉えてコレクションすることによって現代アート界の新たな流れ作っているとも言えるのである。

コロナが明けたら是非また訪れたいこうしたプライベートミュージアムだが行く度に現代アートの最新の流行りが分かるのである。

フォンダシオンルイ・ヴィトンはフランク・ゲイリーの設計。

前澤氏が高額で競り落として話題になったバスキアのペインティング。

ルイ・ヴィトングループは世界屈指の現代アートのコレクションを誇る。

ロサンジェルスのブロードミュージアムにある巨大なジェフ・クーンズの作品。

ロイ・リキテンショタインの素晴らしい名作も多数収蔵している。

バーバラ・クルーガーのアメリカの現代アートを象徴するような作品。

ルベル・ミュージアムは個性派のマイク・ケリーの作品なども収蔵している。

ルベル・ミュージアムにはデイヴィッド・サーレの初期の作品もある。

デラクルーズミュージアムは沢山のアートファンで賑わっている人気の場所。

デラクルーズミュージアムにて素晴らしいクリストファー・ウールの作品。

デラクルーズミュージアムにて目を引くスターリング・ルビーの巨大彫刻。

FONDATION LOUIS VUITTON

BROAD MUSEUM

RUBELL MUSEUM

DE LA CRUZ COLLECTION