NAO TATSUMI

馬喰町にあるギャラリーSOM GALLERYにて辰巳菜穂の個展「Traces of shifting dust」が開催されました。

SOM GALLERYでの初個展となるこの展覧会では、辰巳菜穂によるポストインターネット時代における風景画約15点の新作が発表されました。

 

辰巳菜穂の作品は、Googleストリートビューを用いて、実際に撮影されたストリートをモチーフに描き、画面における解像度のズレと描きおこす上で生まれるずれとを描き重ねて配置することで独自の風景画を描きます。

 

今回の新作では、新たな試みとして、ストリートビューでモチーフとなる場所を選択し、1方向の視点とは異なるアングルの画像や過去の画像など、複数枚の画像からストリート風景を再構築しました。

再構築することでデジタル上の「バグ」を増幅させ、新たなストリートのモチーフ出来上がるのです。

SOM GALLERY